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コラム

女性パティシエについて

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女性の憧れの職業

「スイーツが大好き!」という女性はとても多いですよね。街のケーキ屋さんやおしゃれなスイーツショップ、そしてデパ地下の洋菓子売り場は、いつもたくさんの女性客でごった返しています。
もはや女性にとって欠かせないものといえる洋菓子ですが、洋菓子を作るパティシエといえば、女性より男性のほうがまだまだ多いようです。

ここでは「なぜ女性のパティシエが少ないのか」という理由の考察も含め、女性パティシエの活躍について紹介していきます。

女性が「大変」と感じることとは?

女性パティシエが少ない理由。その大きな理由のひとつに体力面の問題にあるといわれます。パティシエは、その華やかなイメージとは裏腹に、心身ともにかなりハードな生活を送ることになります。
まず勤務時間ですが、早朝(朝6時ごろ〜)に出勤し、当日販売するお菓子を作り始め、日中はずっとお菓子を作り続けます。
そして、ようやく営業が終わると思っても、翌日の仕込み作業をしてからでないと帰れません。
さらに、パティシエは技術職ですから、日々技術の向上に努めることが大切です。練習や、コンテストに出品する作品作りなども営業後に行うことになります。
すべてが終わって帰宅するのは日が変わってから…ということも珍しくはありません。
繁忙期であれば残業も当たり前のようにありますし、とにかく勤務時間は長くなりがちな仕事です。
また、仕事内容についても大変な面があります。パティシエたちは一度に大量の材料を使って、大量のお菓子を作り上げていきます。生地を練ったり、クリームを泡立てたりする場合でも、かなりの力がいります。
30キロ近くある砂糖や小麦粉の袋を持ち運ぶこともありますし、一日中立ち仕事。家でお菓子作りをするのとはあまりにも異なる環境です。
さらに、厨房ではお菓子の品質を保つためにクーラーをガンガンに効かせることがあり、「冷え」によって体調を悪くしてしまう人もいるようです。

成功を収める女性パティシエも増えている

もちろん、職場によって状況は異なりますし、体力は個人差が大きいですから、人によってはそこまで厳しさを感じないこともあるかもしれません。
厳しさを乗り越えて、第一線で活躍する女性パティシエはたくさんいますし、独立して自分の店を開き「女性目線の店づくり」で成功を収めているオーナーパティシエも増えています。

男性であっても、女性であっても、パティシエの仕事の厳しさを理解せず、漠然と「楽しそう」という気持ちだけで現場に入った場合は、早いうちに音を上げてしまうことが多いようです。
この仕事を目指すのであれば、お菓子にかける情熱があることはもちろん、仕事の実態を理解しようとし、しっかりと体力をつけて下積み時代を乗り切る覚悟が必要だといえるでしょう。

女性パティシエが働きやすい職場とは?

1、オーナーやシェフが女性

経営者やシェフが女性であるお店は女性に優しいお店であることが多いです。
男性の多いパティシエ業界で生き残り、シェフの座をつかんだ女性ですから、実力もさることながらその性格もさばさばとした付き合いやすい方が多いです。
また女性同士ですので悩みの相談もしやすいですし、体調の変化などにも理解があります。
女性の上司のいる店は女性パティシエにとって働きやすい環境といえます。

2、大手企業の経営するお店

大手の経営するお店は福利厚生も整っていますし、何より女性社員の人生の変化に対応してくれるところが増えています。
パティシエとして働きながら出産、子育てなどをするのは無理だと多くの女性パティシエが退職せざるをえなかった時代もありましたが、現実は少しずつ変わってきています。
時短勤務で正社員を雇う企業も多くなっているので将来を見据えた転職活動をするといいでしょう。

結婚、出産を機に独立する人も

パティシエの中には「結婚や出産を機に自宅で仕事を始める」という方もいます。
現状として、結婚、出産でブランクが空くと再就職が難しい場合もあり、それは否定できません。
特に個人店の立場から考えれば「いつ辞めるかわからない」との不安から、なかなか中途採用に踏み切れないのでしょう。
しかしある意味では、そういった境遇こそが「独立のチャンス」と捉えることもできます。
それは「働く場所=雇ってくれる場所がないならば、自分で作ってしまう」という発想の転換です。
パティシエを目指す多くの方が「いつか自分の店を持ちたい」と考えているはず。
ならば「今の私の実力でお店なんて持てるのかしら…」と不安にならず、挑戦する価値はあるかと思います。
実際に、このようなきっかけで洋菓子店をオープンする女性パティシエも少なくないです。
あるいは、カフェやレストラン、ケーキのオーダー販売をはじめる方もいらっしゃいます。
中には、口コミで広まるなどお菓子の美味しさが注目され、メディアに登場するケースまであります。
他にも、フードアドバイザーや講師として独立するという方法も考えられます。
いずれの場合も「結婚や出産までにできる限り経験を積み、人脈を広げておくことが大切」と言えるでしょう。

必ずしも店舗を持つ必要はない

「自分のお店を持つ」と考えた場合には、建物や土地のお金、設備投資などで「最低でも数百万円〜1千万円程度」のお金を準備しておかなくてならないでしょう。
確かにこれは難しく、リスキーなことです。
しかし、独立とは言っても、必ず店舗が必要というわけではありません。それは「インターネットが登場したから」です。
近年では通販の「お取り寄せスイーツ」が大人気であり、また「全国物産展おやつランキング」などに代表されるように、新興のお菓子屋さんにも注目が集まる機会が増えました。
インターネットを上手く活用すれば、必ずしも店舗は必要ない、という事ですね。
また、店舗を用意せず「自宅などで菓子教室をおこなう」という方法もあります。
近所の奥様やリタイヤされた高齢者、それにパティシエ志望(製菓専門学校志望)の若い方を集めて、教室を行うのです。
まごころを込めて丁寧に教えていけば、口コミで広まり、生徒数が着実に増加することも期待できます。
このように、店舗を持たなくとも、ご自分のスキルやアイデアを活かすことが可能です。店舗を持つ場合と比較しても、よりチャレンジがしやすいのでおすすめの方法と言えるでしょう。

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